ワンちゃんも大好きなおやつ。最近では様々な種類の犬のおやつがお店でも売っていますが、そもそも犬におやつは必要なのでしょうか?
実は朝晩のドッグフードだけでしっかり栄養は摂れるので、おやつは必要というわけでは無いんです。しかし、しつけ時のご褒美として等、飼い主さんとワンちゃんとのコミュニケーションにおいて有効な存在であることは間違いありません。
ただし、気をつけたいのがおやつの選び方。さて、ワンちゃんのおやつは一体どのようなものを選べばいいのでしょうか?
おやつの種類
店頭に並ぶ犬のおやつには沢山の種類がありますね。それらを大きく分けると、「ガム」「ジャーキー」「チーズ」「ビスケット」に分けられます。
「ガム」はかじる事で歯磨き効果も有り、ストレス解消にもなるおやつです。形状や大きさも色々あり、牛皮や豚皮、そして魚のすり身で作られたものもあります。
「ジャーキー」と「ビスケット」は犬のおやつとしては定番的なものですが、その種類も様々です。「ジャーキー」は牛肉や鶏肉、馬肉を乾燥させたもので、歯ごたえがあり犬が大好きなおやつですね。「ビスケット」は手軽に与えられるおやつで、噛みごたえのある物から低カロリーの物まで出回っています。
「チーズ」は匂いも強く栄養価の高いおやつです。その形状も、棒状のものからパウダー状のものまで、幅広いタイプのものがあります。
与えたらNGなおやつとは
さて、私達から見ても美味しそうな犬のおやつ達ですが、ワンちゃんに与える前にしっかりと選んであげましょう。特に子犬の場合はまだ噛む力が強くないので、硬いものや大きいものは避けて年齢や犬種に適した種類のおやつを与えるようにしましょう。
ジャーキーなどは喉に詰まらせないよう小さくちぎるか水でふやかしてから与えます。豚の耳などは噛み切れない恐れがある為、避けた方がいいでしょう。
また、犬に絶対あげてはいけないおやつは、人間のおやつです。人間のおやつには糖分や塩分が多く入っており、犬が消化できないものもあります。体調不良を引き起こしてしまうので、犬に与えるのは犬用のおやつのみにしましょう。
そして、おやつと聞くと虫歯が気になるかもしれませんが、犬は人間と比べて虫歯になりにくく、おやつを食べるだけでは虫歯にはなりません。しかし口の中がアルカリ性な為に歯垢が付きやすい傾向に。ですので、歯にくっつきにくいおやつを選ぶことをオススメします。
おやつの選び方、与え方
おやつ選びで重要なのは、
・無添加のものを選ぶ
・小さいものを選ぶ
・香りや味が薄いものを選ぶ
ということです。ドッグフードと同じく犬のおやつにも添加物がたくさん入っているものが多く、ワンちゃんの健康に危害を与えてしまう可能性がある為、おやつを購入する際には必ずパッケージを確認しましょう。
犬のおやつとして1番いいのは手作りのおやつです。サツマイモを蒸したものや鶏のささみを湯だけで茹でたものなど、シンプルな味わいのものがワンちゃんにとってはベスト。カボチャや人参、リンゴなどを薄く切ってオーブンで水分を飛ばして作るドライベジタブルもオススメです。
また、おやつを与える時に注意したい点は、
・大きいものを一度で与えるより、小さいものを数回に分けて与える
ということです。特にしつけ時におやつを利用する場合、小さいおやつを更に半分に割って少しずつ与えると犬もおやつに集中してしっかり飼い主の言う事を聞いてくれます。1度に与える量は人間の小指の先ほどの少量でオッケー。
犬は数回に分けて食べる方が満足感を感じますし、おやつの量よりも飼い主とのコミュニケーションに満足してくれます。おやつを与える際は、犬の朝夕の食事に影響が出ない範囲の量/時間にとどめましょう。
まとめ
しつけやコミュニケーション時のお供として大きな役割を持つ、犬のおやつ。大切な家族の一員であるワンちゃんにはやはり良質のおやつを選びたいですね。上手におやつを使い、ワンちゃんとの関係をより深めていきましょう。