大切な愛犬が毎日食べるドッグフード。ドライタイプやウェットタイプなど様々な種類がありますが、それらドッグフードにも賞味期限があるって知っていましたか?
あまり知られていないドッグフードの賞味期限やその正しい保存方法をタイプ別にまとめてみましたので、是非参考にしてください。
ドライタイプのドッグフード
大きめの袋に入って販売されていることの多い、ドライタイプのドッグフード。含まれている水分量が少ないため、セミモイストタイプやウェットタイプのものと比べて比較的賞味期限が長いのが特徴です。
ドライフードの場合、賞味期限は製造年月日から約1年程度というのが多いようです。もし製造年月日から賞味期限までの間があまりにも長い場合はそのドッグフードには沢山の添加物が含まれているという証拠。添加物はワンちゃんの体に様々な負担をかけてしまう恐れがある為、賞味期限が長く設定されているドッグフードは避けるようにしましょう。
ドッグフードに記載されている賞味期限ですが、それは未開封の場合、且つしっかりと適切な環境で保管されていた場合の期限となります。適切な環境とは、直射日光の当たらない高温多湿では無い場所のこと。つまり、その適切な環境に保管されていたドッグフードは未開封であれば賞味期限までは食べても大丈夫ということですね。
さて、封を開けたドッグフードの賞味期限はどうなんでしょうか?一旦開封したドッグフードの場合は、記載された賞味期限はあてにせずに開封日から約1ヶ月以内を目安に使い切るようにしましょう。無添加のものはその分傷みやすくなっているので、約2週間を目安にするといいでしょう。開封後は小分けにして虫や湿気、酸化を防ぐようにするのもいいですね。その場合は小分けにした袋に賞味期限を書き込んでおくと忘れずに済み安心です。無添加のドッグフードの場合は開封後冷蔵庫で保存するという方法も。しかしその場合、低温と室温の温度差からカビが発生しやすくなりますので気をつけましょう。
賞味期限があるのを考え、ドライタイプのドッグフードを購入する際には「どれだけお得か」では無く、「愛犬が一ヶ月で食べ切れる量」のパックを買うことをオススメします。
ウェットタイプのドッグフード
缶詰やパウチなどに入って売られているウェットタイプのドッグフードは、そのパッケージ方法が理由となりかなり長持ちします。商品にもよりますが、その賞味期限は長いもので約3年のモノも。しかし、もちろんそれは未開封の場合のみの数字ですね。水分量が約10%以下のドライタイプのドッグフードと比べてウェットタイプは約75%もの水分が含まれている為、一旦開封するとその日中に食べ切るのがベストです。また、酸化により変色したり変な匂いが発生することも。もし食べきれなかった場合は、長くても2、3日以内に使い切るようにしましょう。
食べきれなかった分は冷蔵庫に入れて保管する方法がベストです。必ず別の容器に入れ替え、乾燥を防ぐ為キチンと蓋をして冷蔵保存しましょう。そしてそれをワンちゃんに与える際は常温に戻してから与えるようにするとワンちゃんの内臓への負担や刺激が少なく済みます。
1パックにに入っている量もそこまで多くなく、未開封のままだと長期保存できる為、これらのウェットタイプのドッグフードはまとめ買いをしておいても良いタイプのモノだと言えます。未開封のものは、気温の差が激しくない直射日光の当たらない冷暗所にて常温で保管するようにしましょう。
賞味期限がきれたドッグフード
気がついたら買っておいたドッグフードの賞味期限が切れていた、という場合「少しなら与えても大丈夫かな」「切れたばかりだし、大丈夫でしょう」と愛犬にあげてしまう飼い主さんも居るようです。確かに残ってしまったドッグフードが勿体ないと感じる気持ちはわかりますが、賞味期限切れのドッグフードは必ず捨てるようにしましょう。
正しい保管方法で未開封のまま置いてあるドッグフードでも、目に見えないカビや寄生虫が発生している可能性も。それを愛犬が食べてしまうと、腹痛を起こしたり下痢が続いたりと体調を壊してしまいます。そしてそのまま与え続けてしまった場合、愛犬の体がどんどんと弱っていってしまうことに…。
愛犬の体のために与えているドッグフードなのに、それが原因で愛犬の健康を害してしまっては本末転倒ですね。賞味期限が切れたら速やかに処分するようにしましょう。
まとめ
私達人間が毎日口にしている食べ物と同じく、ドッグフードもきちんとした食べ物です。賞味期限を定期的にチェックするようにし、食べ切れなさそうな量の買い溜めはしないようにすることが愛犬の毎日の健康にも繋がっていきます。