普段何気に愛犬に与えているドッグフード。でも、そのドッグフードに含まれている成分について皆さんは熟知していますか?
愛犬の健康に直接関係してくるドッグフードの成分について、詳しく見てみましょう。
ドッグフードの成分表の見方
ドッグフードには、使用されている原材料の記載が義務づけられています。そのため、ドッグフードの成分表を見ることで何が含まれているのかを知ることができます。
成分表を見ると、以下の5つの項目が書かれているのが目に入ると思います。
- 粗タンパク質
- 粗脂肪
- 粗繊維
- 粗灰分
- 水分
他にも記載されている成分があるかもしれませんが、上記の5つは表示が義務化されているのでどのドッグフードにも明記されています。炭水化物は表示が義務付けられていない為、商品によっては書いていないものもあります。
ここでの「粗」とは、「およそ」という意味。これらの成分は「〜%以上」「〜%以下」という形で記載されています。
知っておきたいのが、まず犬にとって一番大事なのが「タンパク質」ということ。ドッグフードに入っているタンパク質は25〜30%以上が理想です。
しかし、タンパク質といっても「動物性タンパク質」と「植物性タンパク質」があり、犬にとって必要なのは「動物性タンパク質」となります。トウモロコシや大豆などの植物性タンパク質は犬にとって消化しにくい成分となり、消化器官に負担を与えてしまいます。もともと肉食だった犬にとっては動物性タンパク質が重要な栄養源となるんです。
粗脂肪分は多すぎると肥満の原因になりますが、やはり必要な栄養素の一つ。約8〜10%が理想です。粗繊維は摂りすぎると逆に便秘になったりしてしまう為、約4%以下のものが良いとされています。
粗灰分ですが、灰分とはドッグフードを燃やした後に残る灰の量のこと。それにはカルシウムやマグネシウム、鉄分などが含まれます。これらのミネラルはワンちゃんの体の調子を整えてくれる大事な栄養素となるので、5〜10%が理想の数字となります。
ドッグフードに含まれている水分は、多すぎると腐りやすくなる為その分添加物がたくさん含まれている可能性も。その為、水分10%以下のものが理想となります。
ドッグフードの成分一覧
さて、ドッグフードに含まれている成分には一体どんなものがあるのでしょうか?以下に書き下していきますね。
- 肉類(そのうち、肉/ミート、肉副産物/ミート副産物、肉粉/ミートミールがあります)
- 穀類
- 脂肪
- ビートパルプ
- ダイジェスト
- ミートボーンミール
- 添加物(下記で詳しく成分一覧を見れます)
聞き慣れない名前のものが多いですが、これらの成分でドッグフードは作られています。それぞれの成分がどんなものなのか、詳しくは詳細記事を読んでみてください。
ドッグフードの添加物一覧
ドッグフードには様々な添加物が使用されています。その中には、品質保持の為に必要な添加物もあり、一概に「添加物は絶対必要無い」とは言えません。大事なのは、犬にとって安全な添加物なのかどうか、という事です。
ドッグフードの添加物で代表的なものには、下記があります。
着色料や発色剤は商品の見た目をよくする為だけのものなのでドッグフードには入っていなくても良いものですよね。反対に、酸化防止剤はドッグフードを長期保存する為に必要になってきます。その原料がワンちゃんにとって無害のものなのか、を知ることが飼い主さんにとっては大事な情報となります。
添加物についても詳細は別の記事で詳しく書いてありますので、是非読んでください。
まとめ
愛犬が毎日口にするドッグフード。そのドッグフードでワンちゃんの体が作られていくので、それらのフードがどんな成分でできているのかを飼い主さんは是非知っておいてください。