愛犬が軟便や下痢をすると、飼い主としては心配になりますよね。
どこか体調が悪いのかな?もしかして、病気?そんな時に慌てないために、犬の便がゆるくなる原因やその対策を知っておきましょう。
ゆるいウンチについて
まずは、どういったウンチを軟便と呼ぶのでしょうか?一言に「ゆるいウンチ」といっても、下痢のようなものから固形のものまで様々です。
愛犬が軟便をしているんだ、という判断ポイントは、下記になります。
- 便のキレが悪い/お尻を汚してしまう
- 形が細長い
- ティッシュでつまむと潰れてしまう
- 薄い茶褐色/黄色がかった色をしている
これらが当てはまるウンチをしている場合、ワンちゃんは軟便をしていると言っていいでしょう。では、軟便になる原因には何があるんでしょうか?
食事が原因の軟便
与えている食事が原因で軟便になる場合があります。
ドッグフードに含まれるタンパク質や脂肪分が体に合わなかったり、含まれる繊維質が多すぎると、消化不良で軟便になってしまいます。
また、幼犬の場合で多いのが、ドッグフードを与え過ぎることが原因で起こる軟便。食べ過ぎていないか量を確認し、調整を行いましょう。
- 消化しにくいモノを食べた
- 拾い食いした
- 腐ったモノを食べた
- ドッグフードを変えた
これらに心当たりがある場合は、それが軟便の原因かもしれません。
対策
まずはドッグフードの量を調整しましょう。オヤツを含め、1日に食べ物を与え過ぎていないか、確認します。
また、ドッグフードの種類が合わないのかもしれないので、ドッグフードの種類を見直してみるのも手です。
そして、道ばたには腐ったモノや犬が消化できないモノが沢山落ちています。散歩中などは変なものを拾い食いさせないように気をつけてあげましょう。
ストレスが原因の軟便
人間でもそうですが、犬もストレスを感じると胃腸のバランスを崩し、軟便になってしまう場合があります。
- 引っ越しなどで、環境が変わった
- 運動不足
- 食事の量が足りない
- 飼い主とのスキンシップが足りない
上記のようなことが起こると、犬はストレスを感じてしまいます。
軟便の他に、無駄吠えや足を舐め続けるといった行動をしている場合は、ストレスが原因である可能性が高いでしょう。
対策
まずは普段から愛犬としっかりスキンシップをとって愛情表現をしているか、思い起こしてみてください。
また、散歩にはしっかり連れていっていますか?散歩は犬のストレス発散の一つです。外の空気を吸わせていっぱい運動させてあげましょう。
引っ越しなどで環境が変わっているという方は、犬が新しい環境で落ち着けるように工夫をしてみると良いでしょう。犬に「自分のスペース」を作ってあげ、落ち着くまで気長に見てあげてください。
病気が原因の軟便
愛犬が軟便をして一番心配なのが、何かの病気にかかってしまっている場合です。便がゆるくなるのは胃腸に原因があるケースが多く、何らかの原因や寄生虫感染が考えられます。
軟便の他に下記の症状がある場合は、早めに動物病院を受診するようにしましょう。
- 嘔吐、吐き気
- 食欲が無い
- 元気が無くグッタリしている
- 体重減少など
対策
速やかに動物病院へ連れていきましょう。水分補給を忘れず、食事は量を減らし、消化しやすくなるよう工夫して与えてあげてください。
まとめ
軟便の原因をつきとめるのは簡単ではありませんが、何日も続いている場合は動物病院で診てもらいましょう。
また、愛犬が元気にしていても何か気になる点があれば、すぐに受診することをオススメします。原因が何であれ、脱水症状にならないよう清潔な水は常に与えてあげてください。